凡人ですの。

何者にもなれない瀧本さんへ

貴女は、何者かになりたかった。

できれば天才になりたかった。

左利きに憧れた。

AB型にも憧れた。

O型で結果、養子だと判明した。

瀧本さん、貴女は何者にもなれなかった。

瀧本さん、

瀧本さん、

瀧本さん、

貴女はどこまでいっても凡人だ。

だから、笑え。

笑えよ、笑え。

そして、笑われて生きてゆけ。

自分ひとりぼっちな気がして、

男に女に、依存しまくっていた瀧本さん。

でも、もう少しで48歳だ。

いつまでそんな青臭い人生を生きているのか。

でもね、瀧本さん。

貴女はきっと一生変わらない。

だから今日も明日も明後日も瀧本さん、瀧本さん、瀧本さんは、

嘘つきで、

八方美人で、

張り付いた笑顔ばかりで、

人間を求め人間に泣き、

人を憎み、

心はドス黒く果てしなく、

みっともなくて、

ひとりで泣いてる自分に悦いれば良いのです。

でもね、瀧本さん、頑張ったね。

だってね、お前ほどの俗物はいないから。

人に嫌われて騙されて生きてゆけ。