ワタシはお母さんを好きでいるからさ、ですの。

DATA: 2016年8月23日火曜日

物心ついた時から家庭に居場所はありませんでした。

「なんでそこに立ってるねん!!!」

ただ、そこに居るだけで叩かれた。

ただ、そこに居るだけで味噌汁をぶっかけられた。

ただそこに居るだけでそこに居るだけでそこに居るだけでそこに居るだけで底に居るだけで底に。

意味が分かりませんでした。

後になって納得したのは、私が養子だったことです。

だから、自分が養子だったと知った時、全くショックはありませんでした。

「だったからか!」、すべて合点がいって、むしろ、晴れやかな気持ちになりました。

テトリスの余った部分が全てはまったような気分です。

養子と知った事でやっと、母や家族や他人を愛せるようになりました。

世の中には、そんな、人間も、居る。

それが、哀しいことだとは思わない。

むしろ、赤の他人を成人させてくれた母に対して、

お母さん本当にありがとう、

今は、そんな感謝の言葉しかありません。

そう思えたのは、周りの環境もとても大きいと思います。

真冬の夜中、バケツで水をふっかけられ、外にほおり出される。

そのまま、朝刊が来るまで、ほおりだされていることもあるけれど、

だいたいは、近所のおばちゃんやおっちゃんが、わたしを家に招いてくれたから。

ヨーコちゃん寒いやろハンバーグ食べ、

こんなに冷えて、風呂、追い炊きするから一緒に入ろか。

幼い時期の私にとって、近所のおばちゃんおっちゃんは、家族だったのです。

愛情と食物とあったかいお布団をくれた。

充分じゃないですか。

だから、私は、ひねくれていても、心底ひねくれてはいないと思うのです。

そんなの、あの時の、おばちゃんおっちゃんに申し訳なさすぎる。

そして、憎かろう重たかろうと私を成人させてくれた、家族に申し訳なさすぎるのです。

お酒を飲んで、緊張が弛緩すると、すべての他人を愛おしくなる時があります。

そういう一瞬を持てるのは、家族と近所のおばちゃんおっちゃんのおかげなだと思うのです。

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いつの頃からか母に暴力をふるわれていると、

どこかからけたたましい笑い声が聞こえてくるようになりました。

それからというものクラスメイトからゲラゲラと笑われるだけで、

母の暴力が始まるときの恐怖感がわきおこるようになったのでした。

『母さんが どんなに 僕を 嫌いでも』歌川たいじ

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私にも、そんな事がわき起こる時があります。

よく、あります。

今も、ある。

だけど、思うのです。


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お母さんが何をしたって、

僕はお母さんを好きでいるからさ。

『母さんが どんなに 僕を 嫌いでも』歌川たいじ

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ちっす! 大阪生まれの東京くされの、四流ライターでっす!! ちょっと、ノイローゼ気味なところと、ブッチャー並の流血ぶりが、ちゃめっけたっぷりと誉められます。SEX ドラック 精神病です☆☆