オーバードーズその後ですの。1DATA: 2020年1月13日月曜日もう大好きな人たちを悲しませたくない。
リタリンをやめるために精神病院に入院し、退院したわたしが初めてしたことは、 まだ瓶のまま残っているリタリンを、彼氏の目の前でトイレに全部流し捨てることだった。
「〇〇、見といてな?」 これ全部売ったら一体いくらの現金に化けるんやろうか? そんなことも考えながら、わたしは一気にリタリンという合法覚醒剤を、トイレにザーッと流し込んだ。 「な?」 さぞ喜んでくれるだろうと、わたしは彼氏の顔をニッコリ笑顔で覗き込んだ。 みるみるうちに溶けていく、白い小さい錠剤の塊。 全部白く溶けて無くなるのを見守り、トイレのレバーを大にして流した。
これで、終わりや。
しかし、タバコをやめるのがツラいの数1000倍、吸うことへの欲求は高まる。 「買ってきたよーーーー!!!」 彼氏が、お前コンビニにあるそれ系、全部コンプリートしてきたやろ! それほど大量のガム、飴、グミ。そして携帯用の酸素ボンベを買ってきてくれた。 「ありがとー! これで乗り切れるわあ!」 気持ちがうれしかった。 心が温まった。 リタリンへの欲求はぶくりとあぶくを上げた。
わたしは入院前、ごく家から近くごく小さくごく個人経営の内科で、一日16錠のリタリンを不正に入手していた。 「もうバレてるやろな、、、」 それ覚悟で内科に出向くと、入院前と同じように、瓶入りのリタリンを渡された。 「嘘やろ、、、」 髪の毛が総立ちし、全身の肌が粟立ち、顔面が一気に紅潮するのを感じる。 「嘘やろ嘘やろ嘘やろ」 万引き犯がその場から逃げ去るように、わき目もふらず家まで走った。
わたしはリタリンを6錠砕き、一気にスニッフした。 鼻にツーンとした刺激がが走る。 もうダメだ、わたしはリタリンをやめられない。
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