公開オナニー
DATA:
2008年2月13日水曜日
実践系エロライター時代、 大人のおもちゃを使って、 その使用感を書いてくれという仕事が新規でやってきた。 相手はまったく会ったこともないが、 雑誌などで私の存在を知っての依頼らしい。
その手の依頼はけっこうあった。 分かりましたと引き受けて渋谷で待ち合わせする。
んで、てっきりおもちゃ渡されて、 茶店とかで打ち合わせするもんばかりと思っていたら、 中身がバイヴとかだけに、 人目につかないラブホテルで打ち合わせしたいという。
ここで私がバカタレだったのが、 他人の目につかず2人きりになれる場所は、 カラオケBOXでもルノアールの個室でもいっぱいあることであった。
しかしバイヴの使用説明とかなんやらかんやら色々あるんかな、 まぁラブホならゆっくり打ち合わせできるんかな、 疑問を感じることなくラブホに付いていってしまったのである。
そして渋谷のラブホにて、 大人のおもちゃを渡される。 んでもって打ち合わせかなと思ったら、 そのおっさんは飛んでもねぇことを言い出した。
タッキーがこのバイヴを使っての感想を書く、 僕はその原稿をチェックしなければいけない。 けれど本当にそのバイヴがどんな使用感だったのか、 それはタッキーにしか分からない。 使用感を説明する原稿にウソがあってはならないだろう。 僕が編集者に「本当にこんな感じなんですか」と聞かれたら、 実際にそれを見てない僕はそうですと言い切れないではないか。 だからここで実際にオナニーをしてもらって、 使用感を知っておく義務が僕にはあるのだ!!
アホかぁああああ!! なんでお前の前でオナらなあかんのじゃぁああ!! バレバレのウソこくなよおっさんがぁああ!!
もちろん断固として拒否。 オナッてるAVでも見ればいいじゃないですかと言ったのだが。
しかし、おっさん引き下がらない。 それは非情に困る。 僕が編集者に問われた時に、 実際に見てもいないものを、 なんて答えればいいんだ。 説明できないではないか!!
とにかく無理。 そんな発注でしたら断りますと言ったら、 おっさん必死で私の右手を掴み。 「ちょっとだけぇえええ!!」と離さない
なんぼ頼まれても無理です。 ほかあたってください。 「ちょっとだけぇえええ!!」
断ります、帰りますと言った私に対して、 次ぎにおっさん何を申し出てきたかと言うと、 タッキーは何でも受け入れてくれる柔軟さがあると、 「僕のオナニーを見てぇええええ!!」
わたくし、 そんな柔軟さを持ち合わせてもないし、 今後も一生持ち合わせることはありません。
帰ります。 立ち上がった私の右手をまた掴み、 「見てくれるだけでいいからぁあああ!!」
ほんま勘弁してくださいよ。 帰ります。
「じゃあトイレでしてくるからぁああ!!」 そう言っておっさんはトイレに消えた。
もう今のうちに帰ろうと思ったら、 速効戻ってきたおっさん。 「トイレじゃいけないぃいいい!!」
すぐ済むから、すぐ済むから、ねっねっ? おっさんベットに寝っ転がって、 目の前でオナニーしはじめた。
もう勝手にしてくれ・・・。 離れた場所にあるソファに座って、 バイブの特徴とかノートに書き留める仕事をしてたら。
「手を握ってぇえええええ!!」 力づくでベットに座らせ、 チンコを触らせようとする。
これ以上したら版元にいいます!! キレた私の手を握りながら、 はたしておっさんは果てた。
後日、電話がかかってきた。 編集者に本当にこんな使用感なのかと聞かれました。 タッキーがオナニーしなかったおかげで、 僕はそれに答えることができませんでした。
ウソつけやぁああああ!! そんな話し聞いたことないしあり得へんわ!!
その後またおっさんから、 バイブ試しの依頼がきたが、 いつもライターなりたての女の子とか掴まえて、 あんなことやってはるんですか。 お前がヤリたいだけやろが、 そのうち訴えられますよ。 お前の仕事なんか二度とするかボケ!! そう言って携帯電話をブチ切った。
AVみたいな話しだが、 ホンマにこんなことがまかり通ってるんやな。
このおっさんだけではない。 今までもカメラマンにホテルとってあるからとか、 夜中の2時過ぎに電話してきて、 僕今からオナニーするんですやら、 そんなこんなの話しが本当にいっぱいあった。
全国の女性エロライターのみなさん、 特にエロライタービギナーのみなさん、 絶対に騙されてはいけませんよ。 こんなんそいつがヤリたいだけっすからね。
いまだトラウマとして残るあの言葉。 「見てるだけでいいからぁああ!!」 「トイレじゃイケなぃいいいい!!」
おっさん、 今も同じことやってるんだろうか。。。 死んじゃえっ!!
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