リタリン抜きな最近の日々
DATA:
2007年8月1日水曜日
 みなさま退院祝いコメントありがたう!!
泣けるゼ、まったく。 みんなの愛に、泣いちゃったよまったく!!
ざくっとしたリタリン入院記は、 ゆっくりとした時間ができた時に書きまつが、 退院はしたもの、薬物依存症病院に通う日々が続いています。
というのも、先生様おっしゃるところ、 入院中はヤクがないからできないだけで、 一度覚えたリタリンへの強い欲求は一生消えないらしいのです。
確かに、でありました。
退院してリタリンが手に入る状況に置かれたタキん子。 入院までしてリタリン止めたんだから、 あの壮絶な離脱症状はもう二度と味わいたくないからと、 リタ断絶続行で日々を過ごすもの、 吸いたい吸いたい吸いたい欲求は治まることなく、 むしろ高まってゆくばかり・・・。
初めは飴とかハイチュウとか大量に買い込んで誤魔化したり、 鼻からわかばやKOOLやセブンスターを吸ったりと、 自分なりの対処法で欲求を紛らわせておったのですが、 退院3日目にして大爆発!!
”吸いたくてたまらない”その欲求は遥か予想を超えるもので、 破壊衝動、とでも言うのでしょうか?
大声で奇声を発しながらスタンド灰皿をキッチンに投げつけ、 部屋のテーブルを思いっきり天井に掲げてから床に叩きつけ、 テーブルに乗せていたため割れたグラスを、 笑いながら素足で踏みつけまくってキチガイのように高笑い。
それでも衝動は止まることなく、 床に敷いてあるラグに火を点けて、 「全部燃えろや!」と高笑い。
コップを踏みつけながら何気なく外を見ると、 観葉植物という名の雑草に水を撒いてるササキングの姿が。 「刺したい………」 完全に座った三角目をしながら思い浮かぶは、 アイスピックでササキングを何百カ所も刺している自分の姿。 鋭く尖ったアイスピックを右手に握って、 ササキングを突いて突いて尽きまくりたい。 あまりもの驚きに身動きできなくなったササキングを、 ニンマリと微笑しながら何百回も尽き刺しまくりたい……。 棒立ちのまんまササキングの姿をジッと見据える。
私を発見したササキングが「こんにちわ」と声をかけてくる。 これ以上ないという笑顔で「こんにちわ」と言葉を返す。 血が滲むほど右拳を強く握りしめながら。
刺す凶器はなぜかアイスピックでないといけなかった。 包丁ではいけなかった。 あの時、もしも部屋にアイスピックが置いてあったら、 私は間違いなくササキングをメッタ刺しにしていたと思う。
もうダメだ……。 「先生、私、人を殺してしまいそうなんです」 薬物依存症病院の院長に相談した。
「そういう欲求が起こったらとにかく寝ましょう。 強い睡眠薬を飲んでもかまいません。 それと生活保護を受けましょう。 あなた、その状態で仕事できる? 最低2年は寝たきりと思ってください。 1年でバイトができるようになれば大ラッキーです」
そんなワケで、 強い衝動を抑える効果があるのか、 今まで見たこともない”てんかん”の薬や、 その他、今まで見たこともない恐らく安定剤を処方され、 常に眠気が付きまとう毎日が続いている。
身体的にも変調をきたしている。 ずっとひどい下痢と吐き気が治まらないので内科へ行ったら、 整腸剤と嘔吐止めを出され大人しくそれを飲んだ。 しかし、一向に治まる気配もない。
水状の下痢便を垂れ流す、 何度も何度も便意が襲い、 まるで膀胱炎のようにトイレを往復する。
常に付きまとう胸焼け感。 食べ物でなくミネラルウォーターを飲んだだけでも吐く。 下北沢のタウンホールで吐き気に襲われ、 トイレに2時間こもって胃液を吐き続けたりもした。 今、食べられるのはざるそばとお茶漬けだけ。 それでも吐く日が多い。
「胃腸が弱っているのだろうか?」 内科で検査を受けたが悪いところは何もないとのこと。 「体に異常がないので精神的な問題かと思われます。 安定剤、出しときましょう」
いっつも飲んでるごく一般的な安定剤を渡され、 「頼むわ、悪いのは体にしてくれよ、体」と舌打ちする。
いつまでこんな生活が続くのか分からんが、 まぁ、自分の責任は自分で取るしかないからね。
しかし、働くなと言われても、 まだ生活保護が降りるか決まったワケじゃない。 殺人犯対処法のネムネム薬と格闘しながら、 抑え気味の仕事再開する予定です。 頼れる人なんて誰1人いない。 自分で生活しないといけんからね。
最近はそんな感じの日々を送っています。 いやぁ〜、クスリってコワイですねぇ〜〜。
※画像は入院初日と退院日のポラ。 初日、完全にヤク中DEATH!!
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