恥ずかしいほど一人ぼっち。
テンション高まりすぎて、
どこか遠いところまで駆け出し(疾走)たくなる時は、
ソワソワソワソワな時は、
マスクして、
抱き枕抱えると、
けっこうイイ具合に落ち着くよ。
やる気とやれない気の反動が凄い。
やる気の時は、呼吸方法忘れるほどミナギルミナギル。
トイレに行く時間も惜しくて、介護用オムツあててそのままする。
やれない気の時は、メシ食いながら寝るくらい何もやれない。
トイレに行くのもできんくて、介護用オムツあててそのまま勝手に漏らしてる。
あと、記憶が抜ける。
忘れるとかなんとなくとかのぼんやりじゃなくて、
いつからいつまでの何日間くらいがスコーンて抜けるとか、
部分部分でスコーンスコーンスコーン。
カリッとサクッとしております。
何なのか分かんないけど、分かんないからまあいいや。
お父さんに会いたい。
家族旅行をしたことがありません。
今回、産まれて初めての家族旅行をします。
最初で最後の旅行になるのだと思う。
温泉に泊まってカニ食います。
この旅行の最後に、
きっと、
「容子、ありがとう」
ってお母さんに言われるんだろうけど、
そん時、
わたし、
泣いてしまうんだろうなあ。
『透明少女』
という歌が、あるのですが、タイトルからもう秀逸だと思います。
はかなくて壊れそうで繊細で、そういうものを感じます。
『透明』とはある種のキーポイント。
ウチ、大胆すぎるほど貧乏で、
家族旅行とかしたことないんだけど、
3月にわたくし主催の『おかんと一緒に城崎温泉旅行ツアー』行くこと決まって、
めちゃめちゃテンションあがってる。
めちゃめちゃエエ宿とウマいカニ食わせたるねん。
さあ、インターでネットして調べたおしてやろうか。
わたしなんかにはほんの少し、降り掛かっただけで、大人のふりかけで、
女としての、瀧本家のたいがいの”業”を、おかんが背負っているんだと、
自分の代で止めようとしてるんだと感じて、
ごめんなさいすいませんありがとうと思うて泣いちっち。
母は気丈だ。
何故そこまでと思うほど気丈だ。
凛とした強さに感動以上の感情を覚えつつも、
もう、ラクになってるださいと、
娘として思う。
貴女の気丈でもって閉じ込めても、
閉じ込めきれなくて溢れた”業”を、
わたしの代ですべて落としたい。
母は凛としている。
母は涙を見せない。
お母さん、ごめんなさいとありがとう。
わたしは貴女を、心の底から尊敬し、
そして愛し、
包みたい。
とりあえず、
おかんと温泉旅行でも行きたいな。
娯楽などを少しでもイイから感じてほしい。
母は母自身が思う以上に、
切羽詰まり過ぎて、
痛々しくて、
涙が出る。
もう、残った”業”のすべてを、
わたしに託し、
ラクになってほしい。
温泉旅行でも連れていきたい。
最近、
虚無感でなく、
充実した時間を感じる。
一秒一秒、濃ゆく充実した濃厚な時間を送れているように感じる。
あ、タイムリミットのスイッチがはいったんだなと、
時限爆弾みたいなもののスイッチがオンにされたんだなと。
だから、時間を濃厚に感じられるようになったんだなと。
多分、一年後ぐらいに、わたしは死ぬんだなと感じる。
だからこそ、急激に、時間を濃厚に感じる様になったのだと。
多分、何てことのない、交通事故で死ぬ様な気がする。
痛みではなく、熱さに巻かれて死ぬような気がする。
千切れる肉片に感じるのは、
痛みでなく熱い熱い熱い熱さをもって、
カラダが引き裂かれる様な気がする。
終わりのスイッチがオンされたような気がする、
終わりの始まり。
ドラマチックでなく、
呆気なく死ぬんだと思う。
そんなもんだと思う。
意識を壊すのがドラックだ。