妖怪ベトベトさん
DATA:
2008年8月27日水曜日
つい最近、 化粧品を並べてるシェルフが、 化粧品やシェルフごと、 油を塗ったようにベトベトになっていた。
なんか油的なものを、 こぼした記憶は全くない。
多分、このしわざ、 昔愛蔵書であった妖怪百科に載っていた、 妖怪ベトベトさんではないかと思う。
確かこのベトベトさん、 家のものをベトベトにして去っていく妖怪、 であったと思うのだが。
なんてお茶目な妖怪なのだと、 その当時は思っていたが、 化粧品やらシェルフやらに付着した油は、 ぬぐえどぬぐえどなかなか落ちず、 ベトベトさんは結構面倒な妖怪なのだと、 いたずらされてみて始めて分かった次第である。
思えばキッチンの廊下を歩く足音、 てっきり丸の内OLバケオと思っていたけれど、 ベトベトさんが出現したことにより、 あの足音の正体は妖怪シトシトではないかと思うようになった。
妖怪シトシトは、 人の後ろをシトシトと着いていき、 振り返ればそこには誰もいない。 そんな妖怪だったように思う。
ちなみにシトシトに”さん”は付いていない。 ベトベトさんはベトベトさんと”さん”付けだが、 シトシトはそのまんまシトシトと呼び捨てである。
怪奇コンタクト現象も、 バケオでなく妖怪のしわざではないだろうか。
私んち、 バケオハウスじゃなくて妖怪ハウスだったもよう。
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